ソトー100年史 1923-2023

第0章 │ □□□□□□□□□□□□□□(~0000) 94 試験課ではオートグラフ、クリーズオメーター、KE S (Kawabata's Evaluat ion System)などの最新の試 験装置を配置し、入念な品質管理を行った。さらに省力 化、効率化、コストダウン、品質管理などをテーマにTQC 活動を継続して推進した。 3.CI導入と第4次中期経営計画 CI導入を決定 1990(平成2)年1月の取締役会でC(I Co r po r a t e Identity)導入を決議し、導入活動に乗り出した。当社はこ れまで明確な企業姿勢を内外に打ち出したことはなく、蘇 東興業という社名も業界内はともかく一般にはほとんど知 られていなかった。その社名と業務内容、そして目指す企業 理念を広く知らしめる必要があると判断しての導入だった。 1991年3月に機構改革を行い、社長直轄のCI推進本 部、CI推進室を新設し、他社の導入事例の研究を開始し た。同年10月にはCI推進委員会を組織化し、具体的な実 施を担うことになった。CIプロジェクトのスタートは同年 11月となった。 まず現状の再認識から開始し、経営層から幹部社員、 管理職、社員、取引先、地域の学校まであらゆる層への インタビューとアンケート調査を行った。その結果、当社 は「泥臭くて、地味である」とのイメージを持たれているこ と、社名は漢字が難しく説明しにくいという印象を持たれ ていることが判明した。また、CI導入によって若い人が入 社したくなるような、変革の風が感じられるようなCIにして ほしいといった要望が寄せられた。 6 新たな企業理念のもとでソトー誕生(1989~1993) CIについてのオリエンテーション

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