第0章 │ □□□□□□□□□□□□□□(~0000) 118 8 繊維事業をタテおよびヨコに拡大・伸長(2003~2017) 「ソトー生産革新」を推進 2009(平成21)年以降、当社は新しい生産改革活動で ある「ソトー生産革新」活動を開始した。当時、当社工場 の現場では工程ごとに仕掛り在庫が積み上がり、無駄が 多く、生産性向上の足かせになっていた。染色加工業の 場合、工程が複雑で、ライン化することはきわめて困難で あるため仕方のないことではあったが、それでも無駄の多 さは否定できなかった。とくに当社の場合、素材が均一で ないウールを扱い、また小ロットで多品種であるため、工 程の数が膨大となり、問題はより深刻であった。従来と同 じやり方を踏襲するだけでは、生産性の向上が見込めな いとの危機感から着手したのが生産革新活動であった。 納期の順守や原反の計画投入によってロス低減運動 を展開するもので、日本生産性本部から講師を招き、勉 強会や意見交換を繰り返しながら現場の意識改革を進 めていった。人材の育成にも取り組み、多能工化を進め、 ものづくりの基礎を学ぶ勉強会を実施した。 およそ10年におよぶ活動を通じ、改革と呼べるほどの 成果はもたらされなかったものの、素材の多様化に対応し つつ、省エネや自動化にも取り組み、一定の成果を上げる ことはできた。「もし取り組まなかったら、今のソトーは存在 しなかっただろう」というのが関係者の一致した声である。 2010年3月期赤字決算を計上 当社は2007(平成19)年から2009年にかけ中期経営 計画(2007〜2009)を推進したが、厳しい経営環境にさ らされたこともあり、2010年3月期に赤字決算への転落 を余儀なくされた。リーマン・ショックによる深刻な景気悪 ソトー生産革新
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