ソトー100年史 1923-2023

第0章 │ □□□□□□□□□□□□□□(~0000) 119 第8章 │ 繊維事業をタテおよびヨコに拡大・伸長(2003 2 17 化によって繊維業界も大きな影響を受け、当社もその影 響から逃れることはできなかった。しかし、あくまで外的な 要因による赤字転落だったため、景気動向が急速に回復 すると当社の業績も回復していった。 3. テキスタイル事業と一体になった グローバル展開を推進 中期経営計画(2010〜2012)の策定 2010(平成22)年5月、2010年~2012年を計画年度 とする新たな中期経営計画を策定した。「染色、整理加工 事業で培った『感性技術』をベースに、テキスタイル事業と 一体となってグローバル展開を図り、安定的・持続的成長 を実現する」を基本方針として定め、以下の5つを基本戦 略とした。 1.繊維事業の水平・垂直展開による収益拡大を図る。 2.ジャパンクオリティを世界に発信して輸出を拡大する。 3. 消費者ニーズを的確につかんだ新加工の開発、提案 をする。 4. さらなるコストダウンを推進しコスト競争力を強化 する。 5.固有技術を活かし新規事業の確立を目指す。 目標とする経営指標はROE5%とされた。 艶金興業の染色加工業を承継 2000年代、尾州産地は輸入品の増大や国内衣料消 費の不振等による受注加工量の減少を受け業績不振に あえいでいた。そんな折、ウール染色加工大手で当社と

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