第0章 │ □□□□□□□□□□□□□□(~0000) 120 8 繊維事業をタテおよびヨコに拡大・伸長(2003~2017) 並び称されていた艶金興業は、120年の歴史を重ねてき たウールの染色加工から完全に撤退するとの決断を下し た。 当社は「長い伝統を誇る尾州産地における生産体制の 維持」を使命と考え、同社が担ってきた染色加工技術を 承継するとともに、産地の生産体制を維持して水平分業 を進め、染色加工事業の収益拡大のため、2010(平成 22)年4月に同社の染色加工事業を承継することとなっ た。人員の一部を譲り受けるものの、工場などの不動産、 負債については受け継がない事業承継である。 当社と艶金興業はもともと尾州における2強として発展 してきた会社である。株式を上場し、オープンな社風のも とで迅速な対応を行ってきた当社は先人たちが堅実に企 業体質の強化を図り、その結果として豊富な純資産を保 有していたため受け入れが可能であった。 ワールドと合弁でJファブリック・インターナショナ ルを設立 当社と株式会社ワールドは、日本国内における繊維産 業の生産基盤縮小及び消失リスクが増大するなか、特に テキスタイル産業が空洞化した場合、少なくとも国内素 材を活用する企業が大きく影響を受けることを共通の認 識としていた。今後、テキスタイル産地の企画・開発・販売 機能を強化し、国内市場はもとより海外市場の開拓にも 注力して、内需依存型の産業からの脱却を目指し、2011 年5月にワールドとの合弁によりテキスタイル販売会社の Jファブリック・インターナショナルを発足させた。当社は 65%を出資し、本社をアパレル企業を含めた取引先の多
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