ソトー100年史 1923-2023

第0章 │ □□□□□□□□□□□□□□(~0000) 130 8 繊維事業をタテおよびヨコに拡大・伸長(2003~2017) ・ 高品質なモノづくりで成長するグローバルマーケット を取り込む。 ・ 差別化加工の開発・提案により新たに需要を創造す る。 ・ さらなるコストダウンを推進しコスト競争力の強化を 図る。 ・ M&Aを視野に入れた新規事業の確立を目指す。 モーリタンの染色加工業を承継 2015(平成27)年3月、当社は編地染色加工のモーリ タン(岐阜県各務原市)の染色加工事業を譲り受け、染 色加工分野での事業領域の拡大を図った。同社はわが 国でも数社しかないと思われる縦型の液流染色機を保有 し、セルロース製インナー素材の染色加工を行っている。 このノウハウをモーリタンの人材を受け入れることで承継 することが、インナー系で実績のない当社側の狙いであっ た。 閉鎖した第二工場の空きスペースの有効活用および 当社の業容拡大という2つのメリットを期待しての承継で あった。 バーンズファクトリーを子会社化 バーンズファクトリーは2010(平成22)年に東京板橋 区で創業した都市型工場であり、大都市の東京で特許丸 編み機を使った服地編み立てを行い、裁断、縫製を一貫 して行うなど完結した繊維事業を行っていた。生地を付き 合わせて縫い代なくフラットに仕上げる縫製技術「ツイン・ プラバー・シーム」(TPS)縫製といった特殊技術を活用し

RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=