ソトー100年史 1923-2023

58 第3章 │ 事業環境激変のなかでの急成長(1946~1962) 認識が広がり、それまではどちらかと言えば日陰的な存在 であった染色加工は躍進期を迎えた。 尾西毛織製品の染色業界も、設備の充実や技術の向 上が図られ、品質も格段と向上していった。その一方で当 地区の整理加工業は、他の地区と比べて専業者の多いこ とが特徴になっていた。染色整理に関してあらゆる仕事が こなせるよう多種多様の機械を備えており、兼業者や紡 績一貫業者と比べ、技術の高さや柔軟な対応力も独特の スタイルを持っていた。そのため自社の製品に必要な設備 だけを持ち、運休設備を持たないようにしている他地区と はおのずと仕上げにも差がついていた。 1950年代後半に入ってくると品質管理の徹底と加工 料金の協定が大きなテーマとなってきた。常に設備改善 を進め、よりよい製品を生むため旺盛な研究と努力を続 けていくには、適正な利益の確保が必要であり、それには 過当な値引き競争を避けなければならなかった。そのため にも継続的な技術開発が不可欠になっており、当社も以 降、さらに技術開発を強化していった。

RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=