ソトー100年史 1923-2023

第0章 │ □□□□□□□□□□□□□□(~0000) 65 染色整理の総合企業グループへ 合繊ブームとアパレル産業の台頭に対応するため、当社 は染色整理加工業という枠を超え、染色整理の総合企業 グループへの脱皮を図った。埼玉染絨や八州整染、関東 整染といった会社をグループ化してきたのは、その戦略に 沿ったものだった。 総合企業グループとして生き残りを図っていくため、技 術開発および品質向上に積極的に取り組む姿勢をより鮮 明にした。そこから真のウール芸術品にふさわしいデラッ クスな気品と風格を持たせた「ソトー・エミネント・シュラン ク」、ソトー・エミネント・シュランクに準じ、縮まないソフト タッチの風合いを持つ「ソトー・シュランク」、ズボンの折り 目やスカートのヒダが長期の使用に耐え、シワになりにくい 「ボナセット加工」、合繊、混紡織物のPP加工の「ラスティ ングセット加工」、水や油をはじき、汚れやほこりから守る 「スコッチガード加工」などを送り出した。 さらに米国デュポン社開発のフッ素化合物を用いる「エ バーガード加工」、伸縮性のあるシックな着心地を作る 「ロフティフィニッシュ」、婦人用毛織物にドレッシーな光 沢をもたせる「パーリーフィニッシュ」、紡毛に優雅な光沢 を与える「ルイザーン加工」、フェルト化現象を防止し洗濯 しても縮まない「ネバーシュリンク」、ボナセットとスコッチ ガードを合わせた「パーフェクトガード」などが開発された。 3.グループ化の推進 日本化繊の誕生 1966(昭和41)年11月1日、大日本染絨株式会社が当 第4章 │ グループ化を経て50周年を迎える(1963 1973 ■皇室ご乗用車の内装を手がける 昭和41年12月1日付の社内報「そ とう」によると、当社は先に、国産初 の天皇陛下のご乗用車ニッサン・プ リンス・ロイヤルの内装を引き受けて 好評を博していたが、このほど皇太 子殿下のご乗用車についても加工を 終え、無事納めることができたことが 記されている。 この製品は、本社第一工場の技術の 粋を集めて作ったもので、防虫加工、 スコッチガード加工などの特殊技術 をふんだんに取り入れ、近代的で豪 華な雰囲気にあふれる仕上げだと いう。陛下のご乗用車の内装の色は ベージュ、皇太子殿下の方はサック ス色で、ともにシートはモッサー仕上 げ、天井張りはメルトン仕上げという 気品漂うつくりだった。 ソトーの技術を紹介する下げ札

RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=