ソトー100年史 1923-2023

第0章 │ □□□□□□□□□□□□□□(~0000) 64 4 グループ化を経て50周年を迎える(1963~1973) の本社第二工場が工場の従業員と設備一式を運営管理 し、同社の毛織物の整理加工を引き受けるというもので、 運営管理は1980年まで続いた。 2.合繊ブームとアパレル産業の台頭 合繊ブームの到来 合成繊維の第1号となったナイロンが開発されたのは 1938(昭和13)年だが、その後、ポリエステル系のテリレ ン、アクリル系のポリアクリロニトリルが発表され、合成繊 維の三本柱がそろった。ナイロンの登場によってそれまで レーヨン、スフの生産量で世界一を誇っていたわが国は 大きな打撃を受けた。戦後になるとポリビニールアルコー ル系のビニロンとナイロン6などの合成繊維が工業化さ れ、1970年代以降急成長していき、合繊ブームが到来す ることになった。なかでもポリエステルは安価で手軽に洗 え、虫も食わない便利な素材として毛織物の強力なライバ ルとなった。尾西の毛織物でも打撃を受けたところが少な くなかった。 また同時期からアパレル産業が台頭してきた。1950年 代後半以降、途上国からの輸入品が急速に力をつけ、国 内企業の強力な競争相手となってきたことを背景として、 国内の繊維産業は高付加価値化に生き残りの道を見出 した。そこで登場してきたのが、色、柄、デザイン性に優 れ、流行を先取りするファッション産業、すなわちアパレル 産業であった。 合繊ブームとアパレル産業の台頭を前に、尾西の毛織 物産業は新たな対応を迫られることになった。

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