ソトー100年史 1923-2023

第0章 │ □□□□□□□□□□□□□□(~0000) 89 その後、元号が平成と改まった1989年、景気は堅調に 推移したが、1990(平成2)年になると次第に景気は減速 傾向を強めていった。そうしたなかで当社は加工技術の 差別化の強化もあり、売上高、経常利益、当期利益とも前 年並みの水準を維持した。 関係会社の再編 1990年代に入り、景気後退に伴い、繊維業界も苦境 に陥っていた。毛織物が伸び悩み、高級な輸入品や新合繊 (ポリエステル長繊維)との競合が一段と激化するなかで 当社も高付加価値の追求とコストの低減が求められてい た。 当社は第3次中期経営計画に基づき、市場の高級化、 多様化、短サイクル化が進むなか、受注対応体制の強化 を図るとともに高付加価値加工技術を追求し、一層のコ スト低減を図った。一方で関東地域の毛織物産地は紡毛 織物が主体であり、将来的には生産数量の減少が予想さ れ、また生産の季節的な偏りから生産の効率化も困難な 状況であった。これを補うために手がけたカンセン商事の 合繊毛布製造も需給関係の悪化から大幅な減産に追い 込まれ、その結果、関東整染は赤字決算を余儀なくされて いた。そこで当社は関東整染を染色整理業から撤退させ、 併せてカンセン商事の事業を中止することを決定した。 1989(平成元)年3月31日、関東整染の染色整理加工 の営業を停止し、毛織物染色整理の営業は佐野市の八 州整染に委譲した。 工場の跡地は1992年2月14日、株式会社イトーヨーカ 堂のショッピングセンターとして活用されることになった。 第6章 │ 新たな企業理念のもとでソトー誕生(1989 1993

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