第0章 │ □□□□□□□□□□□□□□(~0000) 108 その後当社では、策定した中期経営計画において、市 場が縮小していくなかでソトーという会社をどう成長させ ていくか、という戦略を明らかにするとともに、安定的かつ 持続的な配当政策により、株主還元を行い、適正な株価 を維持することとした。 ナノサイズ技術を応用した差別化加工技術の開発 2000年代以降、「健康」や「環境」をキーワードとした 加工技術の開発を進めてきたが、その一環として繊維に ナノ(10億分の1)メートル単位で加工を施すナノテクノロ ジー(超微細技術)を用いた独自の加工技術の開発にも 取り組んできた。開発したのは油性の汚れから生地を守 る撥水加工「nano-セラータ」など4種類のナノテク加工 技術であり、コートやワイシャツなどの衣料のほかカーテ ンや家具などのインテリア用品向けの提案も行った。 そのなかの「オフポラン」と呼ぶ加工技術は、繊維表面 にナノレベルの凹凸を付け、軽く手ではたけば花粉やハウ スダストが落ちるため、花粉症対策に有効であった。また 光が当たることで消臭作用などが生じるナノレベルの可視 光応答型光触媒加工技術「サン・チタニア」も開発した。 事業拡大を目指しベンチャー投資ファンド設立 企業として成長してゆくには、市場の縮小が続いてい た染色整理加工業だけでは限界があり、何らかのかたち で異業種にも進出していかねばならない。しかしM&Aを はじめとする新規事業に挑戦していこうとすれば、多くの 資金を必要とする。そこで当社は2005(平成17)年9月、 厳しい選別眼を持つベンチャーキャピタルを活用して新 8 繊維事業をタテおよびヨコに拡大・伸長(2003~2017) nano-セラ―タ 下げ札 「オフポラン」紹介リーフレット オフポラン ナノサイズ(10億分の1メートル)の 技術を応用したnano-selection 花粉リリース加工 ソトーのオフポランは、繊維表面にナノレベルの超微細な凹凸を付与して花粉と 繊維表面の接触面積を極小化し、さらに繊維表面の帯電性を弱めることにより、 花粉が付着しにくく、付着しても軽くはたけば簡単に除去できるという加工です。 ○ 衣服に付着したまま、家の中に持ち込む花粉を最少量にとどめます。 ○ スキンケア効果のあるアミノ酸誘導体により、肌に優しい加工です。 ○ 花粉以外のホコリなども付きにくくなります。 ○ アウトウェア、シャツ・ブラウス、寝具、カーテンなど幅広く応用可能です。 オフポランの花粉リリース性試験結果 花粉リリース前 花粉リリース後 花粉が付着したオフポランの生地に所定の振動(軽く手で払う程度)を与え、花粉をリリースしたもの。 写真はWool100%織物での一例です。 http://www.sotoh.co.jp
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