ソトー100年史 1923-2023

第0章 │ □□□□□□□□□□□□□□(~0000) 62 1963(昭和38)年2月1日、当社は埼玉県蕨市の同業・ 埼玉染絨株式会社の全株式20万株を取得し、グループ 企業とした。同社は1922(大正11)年に創立され、戦後 間もなくのころは業績を伸ばしたが、その後の不況を乗り切 りことができず、業績が悪化していた。当社の傘下に入って からはアクリル、ポリエステルなどの合繊のニットに乗り出し たが、10年後の1972年、当社佐野工場から分離独立して ニットを手がけていた八州整染株式会社と合併した。 また1963年7月18日には群馬県伊勢崎市の関東整染 株式会社の経営を引き受け、全株式100万8,000株のう ち73%の約74万株を取得した。同社は1935年創立だ が、業績の低迷が続いたため、当社の傘下に入ったもの だった。当社のグループ企業になってからは着尺地の整 理加工、毛織、合繊の3部門を設け、タフト毛布、ラッセル 織物の織から縫製までの一貫体制を確立し、従来の染色 整理専業から脱皮した。1972年6月に八州整染がニット 専業化となったことで、関東地区の毛織物の染色整理は 同社が引き受けることになり、関東整染は同地区で唯一 の専業メーカーとなった。 この2社への経営参加はあくまで業界の安定を目的と したものだったが、当社の傘下に入ったことで当社のグ ループ化戦略の先駆けとなった。 栗原会長・藤本社長体制のスタート 1964(昭和39)年6月29日、定時株主総会の後に開か れた取締役会で、栗原勝一社長が代表取締役会長に、藤 本芳二専務が取締役社長に就任することが決定した。藤 本社長は社長就任に際し、「英国品を上回る高品質をめ 4 グループ化を経て50周年を迎える(1963~1973) 埼玉染絨 関東整染正門 藤本芳二

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